答えは「大丈夫」です♪
かくいう私も「△年は大丈夫!」の謳い文句につられ、納車時にコーティングを施したうちの1人でして、愛車が汚れた時、いざ洗車という時に、水洗いだけでは落ちず、しかし水だけの案内を受けていたのでシャンプー洗車をしていいのか?と悩んだ体験を持ちます(苦笑)
ディーラーなどの施工店から「水洗いだけで、WAXはかけないで!」と言われた方は多いのではないでしょうか?
そして、この言葉を信じて、その通りにしてる方、昔の自分も含めて少なからずいらっしゃると思います。
『クルマに乗らない、走らない、蒸留水以外では濡らさない!』
このようなあり得ない条件が揃うならば「水洗いだけでWAXはかけない」でもいいのです。
しかしながら、車に乗り排気ガスを浴びたり雨に打たれたりする車は、「水洗いだけで、WAXはかけないで!」ではダメなのです。
理由は、排気ガス中の油分やアスファルト舗装の油分。それに、酸性雨。
天婦羅を盛ったお皿の皿洗いを、水洗いだけで済ませる方はいないですよね?
だって油性の汚れは、水だけでは落とせませんから。
落とすにはシャンプーが必要なんです!
それなのに、あくまでも水洗いを推奨するという不思議さ。
不思議はまだまだ続きます。
コーティング施工後に渡されるメンテナンスキット、あの中にメンテシャンプーが入ってるのをご存知ですか?
水洗いだけでいいはずなのに、なぜキットの中にシャンプーが入っているのでしょうか。
水洗いなのか?シャンプーなのか?昔の私がとても悩んだことを今でも覚えています(苦笑)
これについて、施工する側の意見を聞くところ、その理由のひとつは『コンパウンド』との事です。
コンパウンドとはいわゆる研磨剤で、家庭用ならクレンザーが良い例ですね。
コンパウド入りのシャンプーで洗われてはコーティングが取れてしまうという事から保険的案内で「水洗いだけ」となるのでしょう。
量販店でシャンプーを購入する際に、一般の方はコンパウンドの有無まで確認しないであろう…と、言わんばかりですね。
そして、もうひとつの理由は『WAX』。
WAXにも、コンパウドが関係してきますが、 研磨剤で磨けば被膜は削られます。
これについては、最近では各メーカーも「コンパウンドの入ってないWAXについての使用は問題ない」と回答を出してます。
それと、「共酸化」。
あまり聞き覚えのない方もいらっしゃるかと思いますが、平たく言えば、片一方が酸化(劣化)する際に、もう片方も酸化「劣化)させてしまう現象です。
これもWAXを悪者にする文言のひとつで、「WAXは油性で酸化の際塗膜にダメージを与える」等々。
鋭い方はすでにお気づきかと思いますが、上記の油性汚れを水洗いのまま放置したら、それこそこの様な事が起こる事は容易に想像出来きますよね。
しかしながら、最近の△年保証などのガラスコーティングでは、この現象は起きづらいと思われます。
なぜなら、一重にWAXと言っても、天然物と石油系があり、前者の代表格はカルナバロウ、後者はシリコンだからです。
天然物に比べ石油系は安価で、長く居座りますので、その分汚れの原因になりやすくなります。
△年保証のガラスコーティングは、ガラスそのものと謳ってるものもありますが、そもそもガラスそのものならWAX禁止する意味がわかりません。
なぜなら、フロントガラスの安価な撥水剤はほぼシリコンですから。
劣化して油膜などでギラつきやウロコが出来る事はあっても、ガラス本体が劣化することはあり得ません。
コンパウンドレスのWAXで劣化するであれば、ガラスそのものと謳う事自体疑問がでてきてしまうのです。
と、言うわけで、ecoWASHの洗車剤には、コンパウンドは一切含んでおらず、メインのWAX成分はカルナバロウですので、コーティング車でも安心してご利用頂けます♪
また、コーティングを守る『犠牲膜』にもなりますので、高価なコーティングを長持ちさせるには一役買えるのです。
長くなりましたが、最後に。
△年保証等ののコーティングを施工された方は、必ず1年(半年というのもあります)に一度の有償のメンテナンスを受けて下さい。
メンテナンスの案内が細かい字で書かれてあったり、担当の方が説明してない事もあると思うので…
△年保証の条件が、有償メンテナンスを受ける事と組み込んでいる場合も多いのでお気をつけ下さい。
それと、メンテナンスキットの中のクリーナー。
これにコンパウンドやシリコンが入ってるものがあります。
コンパウンドの入ってないものは石油系溶剤で、イメージで言えば「溶かす」になります。
なので、ちゃんとした施工店なら、施工後の案内で「水洗いだけで」とは言わないと思いますし、正確な案内をしてくれるはずです。
というか、そもそも水だけで良いのならキットにシャンプー等は入っていないはずですよね(苦笑)